福井市街は3年の間に、大空襲、そして記録的な震災により、2度破壊されました。
震災が発生した当時はすでに戦争は集結していたものの、日本はGHQの統治下にありました。
日本国内では大きなイデオロギーの転換が進められ、政治的にも社会的にも大混乱の時代でした。そんな社会情勢の中、震災により、およそ3,800人の方が亡くなり、36,000軒以上の家屋が倒壊したといいます。戦争が終わり、大空襲の被害からようやく復興の芽が育ちかけてきたその時、再び街は壊滅状態になりました。
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被災後九頭竜川で水浴びをする方々 右上は地震のあとくずれ落ちた国鉄の鉄橋 |
まさに、この世は無常。